Before After 1

士業サイトを医院へFAXDM。医師への訴求力を高めると…

税理会計事務所のサイトサービスを告知し、メール相談を受け付ける狙いは同じだが、タイトルやキャッチコピーその他を工夫し、より一層医師への訴求効果を高めます。

変更点は、
ヘッダー部に「お願い…」を記載。医院では、女性事務員は医師から「FAXDMは捨てといて」と言われているので、ここではもう一歩踏み込んで、「お手元お届け」をしっかりお願いする。
タイトルコピー「○○ではありませんか?…○○しませんか…」的な呼びかけ問いかけ文章を止め、「セカンドオピニオンが必要です」と断言法にする。よりインパクト強く、サービスを打ち出せる。また「セカンドオピニオン」という語も医師にはピンと来る言葉だ。彼らも患者から診断・治療方法のセカンドオピニオン対象となっていて、そのメリット、重要性も認識している。
税制もどんどん新しく変わっていく、という文章で、高齢の古いタイプの税理士見解だけでは、新しい情報や効果的な節税法に疎くなることを暗示する。
メール相談が有料であり、その分しっかりとした対応、責任ある返答を約束することを明記、他サイトや事務所との比較表も記載。
「メール相談」が売りであるのに、ビフォー原稿では対応メールアドレスが「Gmail」のフリーアドレスとなっており、これでは信用性が低い。実際にあった例だが、こういうところは、しっかり自ドメインのメールアドレスを用意する。こんな部分もネット世代の医師なら、しっかりと見ている。
など、です。

Before After 2

エンドユーザーから紹介へ、ターゲットを変更し、アプローチをがらり変える。

ワープロソフトで文章を平打ちした原稿。企業向けの社員健康管理サービスが商材だが、もっとインパクトのあるデザイン、レイアウト、訴求度を高めるには…。

変更点は、
原稿タイトル部の写真は、わかりやすいイラスト画像に変更。ゴチャゴチャした写真はFAXDMには適していません。写真を使用する場合は、コントラストの高い写真で、被写体が1つに絞られたものを大きめにレイアウトすべき。そうでなければ、白黒はっきりしたイラストやシルエット画像のほうがインパクトが出ます。
エンドユーザーへのアプローチを「出入り業者に紹介依頼」に変更。業務提携や紹介依頼の先方のメリットやうまみをしっかり強調。ともにヨガの必要性を、社労士関心事であるストレスチェック義務化に絡ませて、訴求する。
お客様の抱きそうな疑問に答える形式と、流れをフローに変更。とかくレター文には、自分の言いたいことを思い切り書きしきつめる傾向が多いが、読む方に、読みづらい印象を与えたらマイナスである。
囲み枠にシャドーをつけたり、フォントの傾斜や書体にも工夫を付ける。
ヘッダー、フッターにお断りお詫び文をつける。
FAX受信拒否チェック欄を設ける。
など、です。

Before After 3

チラシ広告式の原稿を、レター式に変換すると…。

新聞や雑誌、フライヤーなどのチラシ似のFAXDM原稿だが、ターゲットは都心のオフィス企業の社長や総務。これでは、即ゴミ箱行きになりそうだ。企業関係の調査業務なので、もっとクールなイメージで、ビジネスライクに、誠実な文章で訴えたい…。

ガラリと印象が変わります。
タイトルなどは企業経営者の目を惹き、思わず読ませてしまうような記事レポート形式にレイアウト。レター文には、丁寧に、真摯にその「ニーズ」を訴えます。
資料請求欄も、若干控えめな感じです。ビフォー原稿は「商売っ気」「売り込み色」を全面に出していると言えます。アフター原稿は、むしろそれらの姿を隠し、「誠実に必要性を伝える」そして「レポート請求へと導く」という流れです。
ビフォー原稿は、まさにその時、ニーズのあるお客様には、悪くは無いですが、資料請求などのレスポンスを上げるには、アフター原稿のほうが適していると言えるでしょう。

Before After 4

文書型FAXDMを、チラシ型にし、訴求力を高めると…。

文字中心の原稿。ネットサービスの1つをPRするには、文章だけでは物足りない。
必要性を、さほど感じていない読み手にも、「やっぱり必要かな」と思わせるには…。

恐怖心を煽ったり、レスポンスする気を起させたりするには「雰囲気」が必要。
同じ内容、同じサービスを提供するためのFAXDMでも、最初に関心を惹きつける力が違ってくる。
その後読み進めるうちに「ああ、やっぱりそうだ…」と思わせるのはどちらだろうか…。

Before After 5

黒帯白抜きで強調する原稿を、グラデーションを使い、ソフトな原稿にすると…。

現在、レーザー複合機の普及もあり、受信速度、FAX印字速度や画質は大きく向上しています。以前のように「黒帯に白抜き文字」を多用しなくても、グラデーションやグレーの濃淡で、アピールすることが可能になってきました。

それならば、他社が相変わらず「文字中心」のFAXDMを送っているときに、ソフトなタッチながら他FAXとインプレッションで差をつけるレイアウトでPR。
商材の印象ともマッチする紙面にすることも併せて、FAXDMそのものの印象もアップする。